「二ヶ月前の晴れの夜、
私はカズキに何をした? 何をしてしまった?!」
斗貴子さんは、第一話で、カズキに
何をしてしまったのか?
第一話の斗貴子さんの台詞を元に、
核鉄の持つ力について、再度確認をしてみたいと思います
#1
核鉄。錬金術の粋を集めて精製された、
超常の合金
これは、人間の精神の一番深い所、
本能によって作動する
これを
心臓の代用品として、生存本能を揺り起こす
#2
君は
もう一度生きる力を手にする
そして、同時に、もう一つ、
別の力を手にする
それは人の
闘争本能によって作動する、
戦う力
それこそが、核鉄の
本来の用途
(#1,2共に一話より)
#2の方は、非常に分かりやすいですね
これは、言うまでも無く、
武装練金そのものの事を指しております
斗貴子さんが、ポケットから核鉄を持ち出して、バルキリ―スカートを装着する姿は、彼女のイメージとして、容易に脳裏に浮かぶはずです
それはつまり、核鉄は必ずしも、カズキのように
体内に収める必要はない、という事でもあります
#1の方での、重要なキーワードは……
心臓の代用品
という点ですね
胸部を貫かれたカズキの、
心臓の代用品として、核鉄はカズキの左胸部に収められております
それにより、カズキは死の淵から蘇った、と言えるでしょう
……ここで、
疑問が生じます
カズキの
ランスは、
武装練金です
武装練金は
核鉄によって生じる武器です
核鉄は、武装練金へとそれぞれ
形状を変化させ、武器自身として使われております
それはつまり、カズキは
自身の心臓を武器へと変化させて戦っている、ということです!!
自身の心臓代わりを、
ガッツンガッツン叩きつけ、振り回し、戦う……
それは正に、文字通り
命がけの戦いである、と言えるでしょう!!
疑問となるのは、核鉄を
武装練金にしている間の、
カズキの心臓の件です
核鉄から武装練金へ、武装練金から核鉄へと変化するシーンは、数多く描かれております
武装練金状態になった核鉄は、
カズキの胸部からは無くなっている、と考えるのが自然だと思います
……その間の
カズキの心臓は?(
汗
その疑問に対する、一つの回答として考えられるのが……
ある時点で、
カズキの心臓は通常の状態に戻っているのではないか? という可能性です
「
生存本能に働きかけ、
治癒力を高める、核鉄に付属する力の一つだ」(三話より)
治癒という言葉を、どの程度
拡大解釈して良いものか?と言う疑問は残りますが……
作中でも、
かなりのダメージを負っても、核鉄の力によって治癒されるシーンが数多く登場します
ならば、
胸部を貫かれたその傷も、核鉄の力によって
治癒する事が可能なのではないか?と考えられます
つまり、
カズキの心臓は元に戻っているのではないか?という事ですね
それならば、
核鉄を武装練金化している間も、カズキが
平気で活動していられる件、への理由としては十分ではないか?と考えられます
しかし、カズキは常に
核鉄を胸部に収めております
やはり、胸部を貫かれ、
失われた心臓は
元には戻らないのでしょうか?
核鉄は、カズキの体内で
心臓としての働きをしているのでしょうか?
カズキの核鉄の件、として、
重要なシーンは、
早坂姉弟戦にあります
早坂弟戦のラストでは、カズキは
早坂弟の逆胴を、
武装解除した核鉄で受ける、という奇手で対抗しております
このシーンで解ることは
カズキの核鉄は、
武装解除後は
心臓の位置へと収められる、ということです
逆説的に言えば、
武装練金中は
体内からは無くなっている、ということです(もし、
武装練金中も
体内にあるのならば、
武装解除する必要は無い)
また、早坂姉がカズキを救い、その際に
早坂姉を治癒するシーンで、カズキは以下の台詞を言っております
「俺のは、
核鉄の状態じゃ、
体の中から取り出せない」
うーーん? つまり……
カズキの体内に収められた核鉄は、
心臓の位置にあり、
核鉄の状態では
取り出せない、という事ですね
しかし、
心臓の代用品として、核鉄が体内の
血流の循環などに使われているのかどうか?という点に関しては、
これではわかりませんね?
今話でも、
ランスを砕かれ、それにより体内から
核鉄が露出し、
胸部に大穴を空けたカズキが立ち上がるシーンがあります
これなどは、
循環器としての心臓と、
核鉄が
別個のものである、という事の証左になるのではないでしょうか?
カズキの核鉄に関するまとめ
カズキの核鉄は、
通常時は
体内にあり、
核鉄状態では
取り出せない
武装練金時は、
ランスとして
体外に露出される。
武装解除後は
速やかに体内に戻る
カズキの
心臓は、
核鉄の治癒力により、
通常の状態に戻っている(
仮説)
こんなトコでしょうか?
さて、今話ラストでの、
黒カズキに驚く
斗貴子さんの独白(
私はカズキに何をした?)についてですが……
これは、もう
明白です!!(
ふんぞり返って)
カズキの
黒カズキ化の原因は、カズキの
体内に核鉄を収めた事、で
間違いは無いでしょう!!(
机を叩きながら)
単に、
カズキの治癒をするだけなら、核鉄を
患部に置いてやれば良かったのです!!
カズキ以外には、
治癒の為に
核鉄を体内に収める、という行為に及んではいません!!
まあ、
大前提として、果たしてあれは、
治癒、だったのか?
という疑問もありますが……
つまり、
新しい命(第一話タイトル)、と言うのは
比喩でもなんでもなく
カズキは一度
完全に死亡し、核鉄の力により
蘇ったのではないか?ということですね
平たく言えば、今のカズキは……、
ゾンビ?www(
ぇ
うーーむ!! そう考えると、カズキの
異常なタフネスっぷりも説明がつきますね!!
ゾンビですからね!!
妙に黒くなってしまったのも、
ゾンビならば納得です!!
ゾンビですからねッ!!>
マヂですかッ?!www
そうなると、
死者を蘇らせる方法として、
核鉄を体内に収める、という方法を
斗貴子さんは知っていた、という事になるのでしょうか?
すると、
ゾンビ化=
黒カズキ化というわけではないのでしょうか?
知っているならば、あれほど
驚きはしませんよね?
そもそも、どうして斗貴子さんは、
カズキの核鉄(自分の分
以外の核鉄)を
持っていたのでしたっけ?
うーーーーむ!!流石は
錬金術の粋を集めた謎の合金!!
解らない事だらけですね!!(次回予告の、
抱きつき斗貴子さんを
凝視しながら)
来週も楽しみです